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ホントは教えたくない!癇癪を一瞬でピタッととめる驚愕の裏技

こんにちは、個育て研究室のCANAIです!

今回は、子どもの癇癪をピタッととめる驚愕の裏技をお伝えします!

《裏技はこんな時に使えます》

  • 思い通りにいかずに駄々をこねている時
  • こだわりが強すぎてちょっとしたことで怒り狂っている時
  • 泣きすぎて会話にならない時

癇癪を起こしている子に「落ち着いて」と言っても落ち着くわけもなく、

「〇〇したかったよね」と根気強く共感してあげられる余裕がないことも私たちママにはありますよね。

「時には距離を置いてお互いが落ち着くのを待てばいい」といったことも言われますが、

実際、その時間すらも私たちママにとってストレスだったりしませんか?

子どもの癇癪への有効な対策をもっておかないと、それこそ私たちママの方も感情を爆発させることにつながりかねませんよね。

対処法の引き出しは多い方がいいです。

そこで、今日はお子さんの癇癪にお困りのママに、子どもの癇癪をピタッととめる裏技を紹介します!

でも、子供騙しで、結局それが終わったらすぐ泣き始めちゃうんじゃない?

大丈夫です!この裏技は、今まで私も活用して成功しなかったことがないくらいとっておきの裏技です。

しかも、この方法は、その場しのぎの子供騙しではなく、アンガーマネジメントの観点から見ても理にかなった方法です。

子どもが癇癪を起こすたびに打つ手がなくて絶望しているという方

いつも子どもに寄り添っているけど正直疲れるから他の対処法も知りたいという方

にオススメの方法ですので、ぜひ最後までご覧ください!

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目次

癇癪をとめる裏技:「見えない風船作戦」

風船を膨らませる子ども

結論、その裏技とは、見えない風船作戦です!

要は、「子どもに風船を膨らませる真似をさせることで深呼吸をさせる」というものなのですが

・「見えない風船作戦」をどのように実践するのか

・成功のための前準備

について詳しく解説していきます。

「見えない風船作戦」を使うことで、子どもが大人になっても生きる感情コントロールの方法を伝授することにもつながり、

癇癪を起こしていたはずのお子さんからニッコリ笑顔が見られるなどの副産物もあるかもしれません。

ぜひ騙されたと思って実践してみてください!

「見えない風船」作戦のやり方

それではまず、「見えない風船」作戦のやり方をお話しします。

例えば、今、目の前で子どもが癇癪を起こそうとしているとします。その時に

「〇〇ちゃん!ここに見えない風船があるよ。膨らましてみて!」

と促すんですね。

そうすると、その見えない風船を膨らませる真似をして子どもは「フー」っと息を吹き込むわけです。

これがつまり、深呼吸の「吐く」動作を子どもにさせていることになるんですね。

3歳前後のお子さんに「深呼吸して」や「息を吸ったり吐いたりするんだよ」と言ってもなかなか伝わりません。

「ここに、見えない風船があるよ。膨らましてみよう!」という方がよっぽどお子さんには伝わりやすいんですね。

先ほどのようにお子さんが、「フー」と息を吐いたら、

「お、いいね!膨らんだね!もっと大きく膨らましてみて!」

と楽しそうに促します。

すると子どもは、また息を吸って大きく息を吐いてくれます。

これを何回か繰り返し、最後に「できたできた」と言いながら、風船の口の部分をくくる手の動きを演じて

「おーっきい風船できたね!ほら」

と一緒にその見えない風船で遊んであげるのもいいですね。

私は実際、この「見えない風船作戦」を、

子どもが「保育園に行きたくないー!」と保育園についた車のなかで泣きわめき始めた時や、

もっとお風呂で遊びたかったのにパパにお風呂から強制退場させられて泣き喚いている時、

子どもがやりたかった家事を私がサッとやってしまって「やりたかったー!」となっている時など

「どうしようもないな」と感じる時や、根気強く共感しながら対応する余裕のない時に使っています

子どもが「保育園行きたくないー!」と車で泣きわめき始めた時は、

「そっか、行きたくないんやな。ママと離れるのが寂しいんやな」と子どもの気持ちを代弁しながら

「ねぇねぇ見て!ここに見えない風船があるよ!」と見えない風船を膨らませるように促します。

そうすると、ピタッと泣くのをやめて見えない風船を膨らましてくれるんですね。

「お、いいね。ちょっと膨らんだね!もっともっと!」と笑顔で促すと、

私の顔を見ながらだんだん強く息を吐くようになり、

風船が大きくなった頃には、私の娘も涙を浮かべている目がにっこり笑顔に変わります。

子ども笑顔

そうやって、感情さえ落ち着いてくれれば、こちらの話も入っていきやすくなります。

そのタイミングで、先ほどの「保育園に行きたくない」癇癪であれば、

言葉であれこれ説得するより抱きしめて脳の扁桃体の働きを沈めてあげた後に

「じゃ、行こっか?」と優しく聞くと、「うん」と頷いて保育園の玄関についた頃にはケロっと教室に入っていきました。

まだ会話ができるくらいの泣きなら「見えない風船作戦」を使わなくても、ハグと共感しながら今後の見通しを一緒に考える流れでうまくいきますが

癇癪のせいで会話にならん!という時には、この「見えない風船作戦」で一旦落ち着いてもらえば

「〇〇君は、これが嫌だったんだね。こうするのはどうかな?」と交渉や提案をしやすくなります。

癇癪が止まる理由

怒りのピークの持続時間は6秒だと言われていますから、

「見えない風船作戦」を実行しているうちに怒りのピークをやり過ごせます。

また、「フー」っと息を大きく吐き出すことで、副交感神経が優位になりお子さんのイライラや怒りが落ち着いてくるんですね。

このように「見えない風船作戦」は、アンガーマネジメントの観点から見ても非常に理にかなった方法なんです。

もちろん「深呼吸しようね」でお子さんが理解して、イライラや怒りの感情が湧き上がってきた時に自分で深呼吸できるようであれば良いです。

でも、実際は3歳前後だと「深呼吸しようね」で実行してもらえないことも多く、少し遊び心のある「見えない風船作戦」が成功しやすいでしょう。

でも、子どもが癇癪を起こした時に突然「ここに風船があるよ!」と言ってもうまくいかない可能性もあります。

そこで、見えない風船作戦の成功率を高めるのに有効なのが、子どももママもご機嫌で落ち着いている時に、「見えない風船」のやり方ややるタイミングを子どもに教えておくということです。

3歳前後の子どもたちはとにかく楽しいことや遊びが大好きですので、堅苦しく教えるのではなく、遊び心をもって教えるのがポイントです。

では実際に、どのように教えてあげれば良いのかを解説します。

前準備:見えない風船の教え方

まず、子どももママもご機嫌で落ち着いている時に、子どもにこんな感じで誘いかけていきましょう。

子どもに深呼吸を教えるママ

「ねぇねぇ〇〇ちゃん、これからイライラすることがあったり怒りたくなったら、見えない風船を膨らましてみるのはどうかな?

わかんないよね。一回ママがやってみるね!ほら、ここに風船があります(風船があるように見せる)。

これをフーって膨らますの。これだけ!〇〇ちゃんもやって見る?(ママが風船を持っているような手振りで子どもにもさせる)

そうそう!いいね!風船膨らんだね!もっと大きくしてみよう!

いいね、おっきな風船できたね!ほらポン!(と言いながら子どもに見えない風船をトスしてみたりして遊ぶ)

いいね!これから、この見えない風船を、〇〇ちゃんがワーっと叫びたくなったり怒りたくなった時に膨らましてみて。

そうしたら、〇〇ちゃんの気持ちも落ち着いて、ママも優しく〇〇ちゃんのお話を聞きやすくなるからね。」

こんな感じです。

この時のポイントは2つあります。

深呼吸を教える時のポイント
  1. 楽しい雰囲気で、提案するスタンスで語りかける

自我が発達してきている3歳前後のお子さんは、「〜しなさい」と誰かに指示されたり命令されるよりも、

「〜するのはどうかな?」「〜しよう」と提案や質問の方が素直に行動を起こしやすくなります。

  1. 見えない風船をすることで「どんないいことがあるか(結果)」を端的に説明する

先ほどの例では、

「ママも優しく〇〇くんのお話を聞きやすくなるからね」というところが、

見えない風船をすることによるお子さんにとってのメリットですね。

最初は、子どもが癇癪を起こしそうなときに

「〇〇くん、こんな時はどうするんだっけ?」と思い出させてあげると、場が荒れる前に感情コントロールできます。

もしお子さんが覚えていない時には「ほら、ここに見えない風船があるよ」とママが示してあげてもいいですね。

まとめ

今回紹介した「見えない風船作戦」がうまくいかないお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、

私がこれまで子どもの癇癪への対応をあれこれ思考錯誤した結果、最も効果があった方法です。

見えない風船作戦で、子どもを落ち着けながらママも気持ちを落ち着けてその後の対応を考えましょう。

もしもいい声かけが思い浮かばなくても大丈夫。

子どもと一緒に考えるママ

「ん〜どうしようかな。どうしたらいいと思う?」とママが悩んだり一緒に打開策を考えることで、

子どもの頭も感情優位から思考優位に変わりやすくなります。

そういった関わりからお子さんの思考力も養われますから、

「子どもを上手く導けない」と自分を責めずに、ぜひ一緒に解決策を考えてお子さんの思考力を高めてあげてください

私も、どうしたら良いかわからず「どうしたらいいかな?」と娘に投げかけることは多々あります。

そんなやりとりの積み重ねで、今では「ママ、いいこと考えた!こうしてみるのはどう?」と提案してくれるようになり、

「確かにいいな」と採用できる提案にまで成長してきています。

ママが完璧じゃないことは、子どもが成長する機会にもなります

気負わず子育てを楽しんでいきましょう!

「見えない風船作戦」で、ママの日々のストレスを少しでも楽しく乗り越える一助になれば幸いです。

それでは、今回の記事はこれで以上です。

今回もご覧いただきありがとうございました!

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